セキセイインコを飼いたい！ 初期費用はどれくらい？準備するものは？

この記事を読めば解決できる悩み

• セキセイインコを飼ってみたいけど、家族の一員としてお迎えするときは費用はどれくらい？
• セキセイインコをお家にお迎えするためには何が必要？

初期費用はすべて合わせて2～3万円ほどです！

初心者にも飼いやすくて懐きやすいセキセイインコ。

カラーバリエーション豊富で愛情こめてお世話をすると手乗りになり、大好きな飼い主さんの手から離れようとしないほど懐きます。個体によっては言葉を覚えるセキセイインコもいるんです。

今回はセキセイインコを飼い始めるときにかかる初期費用と必要な飼育グッズについてご紹介します。

セキセイインコを飼い始めるときの初期費用は2～3万円

セキセイインコを飼う際の初期費用は2～3万円ほどになります。

セキセイインコの雛と成鳥、飼いやすさで初期費用が違う

雛から育てる場合は生体の価格が成鳥と比べて手頃ですが、雛鳥は自分で餌を食べることができません。ですから付きっきりでお世話をする必要があります。少し大変かもしれませんが毎回人の手で餌をあげるので、その分飼い主さんに懐きやすくなります。

成鳥から育てる場合は自分で餌を食べることができます。付きっきりでお世話をする時間の取れない方にはおすすめです。セキセイインコの成鳥はペットショップなどであらかじめ手乗りのしつけをされているので、人にも慣れています。その分価格は少し割高です。

では、早速必要なものをチェックしていきましょう。

セキセイインコを雛から育てる場合の初期費用（約2万円）

 セキセイインコを雛から育てる場合

・生体

・生体（4,000円～5,000円）

 様々なカラーバリエーションがありカラフルなセキセイインコですが、セキセイインコのカラーと模様の種類は何種類くらいあると思いますか？

実は、なんと約5,000種類もあると言われています！ 珍しいカラーや模様だと、10,000円を超えることもあります。ペットショップで販売されている雛は大体4,000円台で購入することができます。

セキセイインコの繁殖時期の後や、ブリーダーからの仕入れの状況によっては生体の価格が少し安くなるようです。繁殖時期は日照時間や降雨量に影響されるといいます。日本の場合だと春から夏にあたります。

いくつかペットショップを比較してみてくださいね。

・プラスチックケース

・プラスチックケース（約1,000円）

雛は自分で餌を食べることも、飛ぶこともまだできません。挿し餌でお迎えした雛は二週間くらいプラケースで過ごします。大きさは、虫かごより少し大きいものです。夏場は蒸れることが多いので温度管理は注意が必要です。

・温度計

・温度計（約1,000円）

温度管理をするのに一目で判断できるので便利です。

夏場は蒸れやすいプラスチックケース内の温度が上がり過ぎないよう換気する目安になります。また、秋から冬にかけては保温器具を取り付けるとき、ケース内の温度を参考にするとよいでしょう。

・雛鳥の餌

・雛鳥の餌（約2,000円）

雛鳥の餌は粟玉とパウダーフードがあります。

粟玉を与える場合は粟玉だけだど栄養が偏るので、鳥専用のサプリメントやパウダーフードと混ぜて与えます。パウダーフードは完全栄養食なので単体で与えることができます。

どちらもお湯でふやかしたり溶いたりして人肌に冷ましたあと、雛鳥に与えます。

その後成長に応じてケージや成鳥用の餌を買い足していってくださいね。

・さし餌用給餌器具

・さし餌用給餌器具（約600円）

生後3～6週まで雛鳥が自分で餌を食べることができません。1日に数回飼い主さんが餌を与える必要があります。さし餌用給餌器具は、スプーンタイプとシリンジタイプの2つの種類があります。

スプーンタイプの給餌器具は粟玉・パウダーフードどちらも与えることができます。まだ雛の餌をどちらの種類にするか決まっていない場合や、粟玉とパウダーフードを併用する場合には両方のタイプの餌をあげられるのでこちらが使いやすいです。

シリンジタイプ（注射器のようなもの）は粟玉が詰まってしまうので、パウダーフードのみに使います。餌をあげやすい形状になっているので少し食の細い雛にはこちらの方が餌を食べてもらいやすいです。

・小動物用の保温器具

・小動物用の保温器具（2,500円～5,000円）

雛鳥はまだ羽毛がきれいに生えていないので、体温調節がうまくできません。保温をして29～30度になるよう暖かくしてあげましょう。

保温器具は電球型やセラミック型などがあり、どれを使っても問題ありません。予算や飼育しているケースの大きさに応じて、価格や特徴をチェックして選ぶとよいでしょう。

雛に使いやすいのはパネルヒーターです。理由は、温度が上がりすぎないからです。電球を使う場合は必ずサーモで調節してください。熱くなりすぎると落鳥します。

セキセイインコを成鳥から育てる場合の初期費用（約3万円）

 セキセイインコを成鳥から育てる場合

・生体

・生体（5,000円～10,000円）

あらかじめショップで手乗りなどのしつけがされており、人に慣れている状態で販売されているので、雛鳥よりも割高です。雄雌の判断がしやすかったり、羽の色がはっきり分かった状態でお迎えできます。

・ケージ

 セキセイインコを成鳥から育てる場合

・ケージ（1万円）

ケージに止まり木や餌を入れる容器がセットになっている物もあります。ケージ内でインコが羽ばたけるように少し余裕のある大きさを用意してあげてください。止まり木や、おもちゃや水浴び用容器を入れるとあっと言う間に窮屈になってしまいます。少し大きめのケージの目安は幅35×奥行き40×高さ40㎝です。

・ケージカバー

・ケージカバー（約4000円）

セキセイインコは光や音に敏感です。バスタオルなど大きめの布でも代用できますが、少しでも光や音が入るとインコはすぐに起きてしまいます。日の出に起きて日没にぐっすり眠れるようにケージカバーでしっかり光や音を遮る必要があります。

※サイズが様々なのでケージに合うサイズを購入してください。

・セキセイインコ用餌

・セキセイインコ用餌（約3,000円）

雛のときと同じように成鳥のときにもシードフード、ペレットフードと種類があります。シードフードは粟やカナリーシードなどセキセイインコの好きなシードと、オリゴ糖などが配合されています。ペレットフードはインコに必要な栄養がバランスよく配合された餌です。人工的に作られたペレット状の形をしています。

ペレットでの飼育が推奨されていますが、シードの場合はほかの栄養素をバランスよく補う必要があります。

シード

ペレット

・小動物用の保温器具

・小動物用の保温器具（2,500円～5,000円）

セキセイインコは元々オーストラリア原産なので、寒さが苦手です。秋から春先にはケージ内を保温する必要があります。こまめに気温とインコの様子をチェックして、気温が下がりすぎる前に保温してあげてくださいね。あまりに寒いと、羽を膨らませる様子もあります。

・保温カバー

・保温カバー（約2,000円）　

保温器具と同じくケージの外の冷たい空気をカットし、ケージ内を暖かく保つことができます。保温器具と合わせてうまく活用しましょう。

・水浴び用容器

・水浴び用容器約（1,000円～2,000円）

セキセイインコに限らず、鳥たちは季節を問わず水浴びが好きな子も多いです。水浴びの際に怪我をしない、深過ぎて溺れない小鳥用の水浴び容器を準備するといいですね。家にあるお皿でも代用できます。

・プラスチックケース

・プラスチックケース（約1,000円）

雛の飼育の際にも必要なプラスチックケースですが、成鳥になっても病院に行く時などの移動の際に必要です。

・おもちゃ

・おもちゃ（1,000円～2,000円）

セキセイインコは好奇心旺盛で、色々なものに興味を持ちます。おもちゃで遊ぶことでストレスの発散になり、くちばしが必要以上に伸びない効果や爪を研ぐ効果もあります。

おもちゃで楽しそうに遊ぶ様子はすごくかわいいですよ。小鳥のおもちゃセットもありますが、スタンダードなブランコだと1,000円程で購入することができます。

※鈴付きのブランコを選ぶ場合は、金属中毒を避けるためステンレス製の鈴にしましょう。

 セキセイインコを飼ってみたい！ 初期費用はどれくらいなのか

セキセイインコを雛から育てる場合に必要なもの（生体を含む）

セキセイインコを成長から育てる場合に必要なものと費用（生体を含む）

いかがでしたか？

犬や猫は飼うことができない賃貸マンションやアパートでも小型の動物は飼育可能な物件あります。

セキセイインコはとても愛らしく、人に良く懐く生き物なので一緒に暮らせばとても楽しいですよ。

セキセイインコにとって快適な環境を作ってあげることは、インコの幸せにつながります。

それでは、皆さんも楽しいセキセイインコライフを！

小鳥に関連する書籍のご紹介