セキセイインコを雛からお迎えした飼い主さんであれば、いつから飛び始めるのかな?
飛ぶ予兆はどんな感じなのかな?と疑問に思うのではないでしょうか。
今回の記事は、セキセイインコが飛ぶ時期や、飛ぶ練習、また羽根に関係する病気について紹介してきたいと思います。
セキセイインコが飛び始める時期は?
セキセイインコは、羽根が生え揃ってくる頃には羽ばたくようになります。
ヒナの頃から挿し餌で育てていた飼い主さんであれば、まだかまだかと飛び始める時期が気になりますよね。
羽根をバサバサと動かし飛ぶような仕草が見られたら、飼い主さんも飛ぶ練習ができる環境を整えておきましょう。
一人餌になると、徐々に体力や筋力もつき始め、次第に安定して飛べるようになります。
飼い主さんが直接飛ぶ練習の手助けをしたりする必要はありません。
お部屋にあるセキセイインコにとって危険なものなどを移動させたり、飛び回りやすい空間を作ってあげることが大切です。
少し飛び回れるようになっても、着地まで上手になるのには少し練習が必要になります。
上手くいかず壁にぶつかってしまったり、床に落ちてしまうこともあるので怪我をしないようにしっかり飼い主さんが見守っていてあげてください。
放鳥時の注意点についてまとめた記事はこちら
生後1ヶ月ほどで、羽根を一生懸命動かして飛んでみようとする姿がとても可愛いですね
これぐらいしっかりバタバタ羽根を動かせるようになったら、安定して飛ぶ日もすぐでしょうか!
セキセイインコが急に飛べなくなった?
放鳥の時間が大好きなセキセイインコで毎日気持ちよさそうに飛び回っていても、ある日突然『あれ?飛び方がいつもと違うような気がするな』と思った時には注意が必要です。
飛ぶのが下手になったり、飛ばなくなったりした場合は下記のようなことが原因としてあげられます。
体重の増加
体重の増加によって、飛び方をコントロール出来なくなっていませんか?
肥満が原因であれば、突然飛べなくなるのではなく、徐々に飛ばないようになっていきます。
餌の量を見直し、体重管理に気をつけてあげましょう。
平均体重に戻るにつれて、元通りに飛べるようになるでしょう。
脱臼や骨折
壁や何かにぶつかって脱臼や骨折が原因で力が入らなくなってしまうことも起こります。
体重増加の原因とは違い、怪我が原因であれば突然飛ばなくなってしまいます。
羽根の付け根や足元に異変が無いか確認してあげてください。
あまりにも痛そうな様子をしていたり、見るからに羽根の部分が下がっているようであれば脱臼の可能性が考えられます。
動物病院で診てもらうことをおすすめします。
セキセイインコが脱臼や骨折と診断された場合、安静に過ごし自然治癒を待つことが多いようですが、痛み止めの注射などもあるので一度先生に相談してみるのもいいでしょう。
老化
老化により体力が落ちてくることで飛ぶ機会が減っていきます。
セキセイインコが老鳥と呼ばれる年齢は6歳頃からと言われています。
筋力が落ち、少しづつ飛ぶ力も弱まってくるので、落下事故における怪我の防止のためにも、止まり木の位置を低くくするなどケージ内のレイアウトを見直してあげましょう。
低めに止まり木を並べてあげていると、万が一滑って落ちてしまった時でも安心ですね。
セキセイインコの羽毛形成不全
換羽期ではないのに羽がどんどん抜けてきたり、抜け落ちた羽の様子がいつもと違うと感じたら感染症などの病気の疑いがあるかもしれません。
『羽毛形成不全』と呼ばれる羽毛が正常に成長しない病気があります。見た目がバサバサになり、まとまりの無い状態となります。
タンパク質の不足も羽毛形成不全や不規則な換羽を起こす原因のひとつとされています。
症状が良くならない場合は、早めに動物病院で検査を受けてみる方がいいでしょう。
大切なセキセイインコちゃんと長く過ごせるように、普段から栄養に気をつけた食事バランスを心掛けるようにしてあげてください。
換羽期には特に与えてあげたいタンパク質が入った栄養補助食はオススメ!!
種類も豊富にあるので、お気に入りのものを見つけてあげてくださいね。
まとめ
ヒナから育てていたセキセイインコも、飛ぶ練習をする仕草が見られたら、あっという間に上手に飛び回るようになります。
飼い主さんは、早目にお部屋の環境を整え安全に放鳥できる準備をしてあげてくださいね。
羽根の艶の具合や綺麗に生えそろっているか、普段から抜け落ちた羽根を確認するなど、体調管理にも気をつけましょう。
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