セキセイインコの発情期は生後6ヶ月頃から始まります。寒い冬からだんだんと暖かくなってくる春と、秋の年2回に発情時期が訪れます。また、湿度が高い梅雨の時期も発情しやすい季節となります。
ですが、飼育下にあるインコは、季節に関係なく発情したり、万年卵を産んだりと、発情に対する悩みは絶えません。
この記事では一般的に言われている発情対策をまとめています。
ご自身の飼育を振り返るチェックポイントにしてみてください。
発情するとよくない理由
どうして卵を産むのが良くないの
セキセイインコが発情するのは
自然な事なのでは
メスの場合、産卵が続くと卵詰まりを起こす可能性があります。
また、殻を作るためには、かなりの量のカルシウムを必要とします。
セキセイインコの身体に負担がかかるだけではなく、寿命を縮めてしまうことになります。
オスの場合、何度も発情期があると精巣腫瘍になってしまう可能性があります。
発情により精巣が大きくなることで、周りの臓器に触れて温まってしまうことが原因で起こる病気です。
発情しないようにする対策
お部屋の温度管理
野生のセキセイインコとは違い、適切な温度管理の元で飼育されている子たちはその快適な環境に慣れてしまっています。
寒すぎる冬でも暖かくしすぎると発情しやすくなってしまうので、過剰に保温しすぎないよう注意が必要でしょう。
1日に与える餌の管理
毎日餌をたくさん与えていたり、高カロリーのおやつを与え続けていると発情に繋がりやすくなります。
おやつを美味しそうに食べる姿が可愛くて与えすぎてしまいがちですが、一度に与える量を決めておきましょう。
日照時間の管理
日照時間が長いと発情を促してしまいます。
リビングなど、夜遅くまで明るくしているお部屋で飼育していると、セキセイインコは発情しやすくなってしまいます。
ケージカバーを掛けてあげるなどの対策をしましょう。
発情となる対象から遠ざける
一羽飼いなら発情することはない
一羽飼いであっても、飼い主さん、おもちゃの鏡、止まり木、餌入れなど色々なものに対して発情してしまう事があります。
多頭飼いでも同性であれば発情しない
同性のセキセイインコであっても発情する事があり、多種の鳥も発情の対象としてしまうことがあります。
スキンシップ時の注意
放鳥の時のスキンシップで気をつけたいことは、メスであれば背中を撫でることで発情を促してしまう事があるので気をつけましょう。
翼を広げて体を反るなどの様子が見られた場合は、発情しているので撫でる場所を、お顔周りにしてあげるといいでしょう。
おもちゃ
鏡のおもちゃは発情しやすいとよく聞きますよね。
鏡に映った自分に興奮して発情してしまう事があるからです。
ケージに入れてあげる場合は、発情していないか気をつけるようにしましょう。
鏡以外でも、気に入ったおもちゃに対して吐き戻す場合や、おもちゃにひたすら話しかけるような場合は発情していることが考えられます。
おもちゃをいったん外して違うものと変えたり、環境を変えてみてください。
ケージレイアウトを変える
水入れや、餌入れの位置を変えて様子を見るのも発情抑制の対策になります。
普段の食事場所の環境を変えることで、セキセイインコを退屈させないようにしてみましょう。
気を紛らわせる(移動など)
普段ケージを置いている場所を移動させてみましょう。
神経質なセキセイインコは、慣れない場所に移された事で落ち着かなくなり、発情行為を抑制する対策になります。
普段のケージからお出かけケージに移動させて、お部屋の違う場所に置くだけでもインコにとっては刺激になります。
フォージング
動物が餌を探す行動のことを【フォージング】と言います。
野生のセキセイインコは自分で探さなければ食事にありつくことはできません。
それに対して、飼育されているセキセイインコは、決まった時間に餌が与えられるので、食べ物が無くてお腹が空くなどのストレスはほとんど無いですよね。
フォージングトイといって、おもちゃの中に餌を入れて与えると、クチバシでつついたり遊びながら餌を探して食べる事ができるおもちゃなのですが、これもセキセイインコにとって、考えたり工夫する時間になり頭の刺激になり発情対策になります。
投薬治療
色々な対策を試してみても、発情が続く場合、セキセイインコ自身の身体に負担がかかっていくことになります。
オスは発情抑制のお薬があまり効かないのですが、メスの場合、お薬で抑制ができるので、様子がおかしいと気付けばすぐに病院で診てもらうようにしましょう。
オスとメスの発情対策の違い
オスの場合はどんな対策をすればいいの
発情対象となる止まり木や、おもちゃなどから離れさせましょう。
食べた餌を吐き戻すことがありますが、あまりにも酷い場合はケージ内に置いているおもちゃなどを一旦全て外してして様子を見ましょう。
メスの場合はどんな対策をすればいいの
ケージ内に巣箱や、トンネルのおもちゃなど発情しやすくなるようなものを置かないようにしましょう。
止まり木や、下に敷いている紙などをかじったりする行為は巣作りの材料を集めている可能性があります。
気が付いたら、対象物を離すようにしましょう。
まとめ
今回ご紹介した方法は次の10個です。
- お部屋の温度管理
- 1日に与える餌の管理
- 日照時間の管理
- 発情となる対象から遠ざける
- スキンシップ時の注意
- おもちゃ
- ケージレイアウトを変える
- 気を紛らわせる(移動など)
- フォージング
- 投薬治療
ご家庭でできる対策を色々と実践してみてください。
それでも発情が毎日続くようであれば、セキセイインコ自身の体調にも影響が出てきます。
発情が続いていると分かっているのにそのまま過ごしてしまうことはいろいろな病気の原因になり、インコの寿命を縮めます。
病院で診察してもらい、先生から適切なアドバイスをもらったり、薬で発情を抑える治療もあります。
この記事にかいたような発情対策をしていても、なかなか発情が収まらず、病気が進行してしまうこともあります。
発情は、一回の対策で何とかなるものではなく、インコと飼い主が長い期間をかけて付き合っていくものです。
一喜一憂せず、インコちゃんのために環境を改善していってあげてくださいね。
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