セキセイインコは体温調節が苦手な生き物です。そのため、寒さから守るために適切な保温が必要です。
これから冬に向けて室温も下がってくるので小鳥さんのおうちの環境を整えてあげましょう。
具体的に必要なものや保温の仕方をまとめていきます。
セキセイインコにちょうどいい温度や環境は?
小鳥の適温は一般的に25度から30度くらい、湿度は40%から60%くらいが望ましいとされています。
ただし、熱帯や亜熱帯地方原産の種類の小鳥たちは、60%から80%くらいの湿度が適しているようです。
セキセイインコの保温の方法は?
保温方法としては、以下のようなものがあります。
エアコンやヒーターなどで室温を調整する
窓際やエアコンやヒーターなどの風が直接当たらない離れた場所にケージを置きましょう。
ビニールカバーなどで防ぐこともできます。
また、床や壁に直接置かないようにすると、冷たい空気が直接当たるのを防ぐことができます。
保温電球やパネルヒーターなどの保温器具をケージ内に設置する
保温器具
サーモスタット
パネルヒーター
熱源を置くことで寒くなったときに体を温めることができます。
ケージをアクリルケースなどで囲んで、空気の冷え込みを防ぐ
ケージごとアクリル板などで覆っておくことで温度変化が少なくなります。
アクリル板は比較的値段が高いので、ビニールのカバーをかけるのも効果があります。
購入してすぐはビニールの匂いがきついので、水洗いしたり少し干しておくと匂いがましになります。
女の子のインコなど、よくかじる子はボロボロにしてしまうこともあるので気をつけてください。
セキセイインコのケージを保温するときの注意点
保温器具を利用する場合は、ケージの上に直接設置すると火傷の危険があるので、必ずカバーをつけて使用してください。
また、保温器具の近くに水を入れた容器を置いたり、濡れたタオルをかけたりして加湿すると、空気の乾燥を防ぐことができます。
電球タイプの物は、暑くなりすぎるので必ずサーモスタットと併用しましょう
特に保温が必要な状況や場合
病気やストレスなどで体調を崩している場合は、適温をさらに高めに設定する必要がある場合があります。
また、巣立ち直後のヒナは、体温調節がうまくできないので、特に注意が必要です。
老鳥やひなは手厚く環境を整えてあげましょう。
セキセイインコの冬支度・保温の仕方や必要な物まとめ
最後に、小鳥の保温に関する注意点をまとめます。
- 保温器具は、小鳥が触っても火傷しないものを選びましょう。
- 保温器具の近くに水を入れた容器を置くと、空気の乾燥を防ぐことができます。
- 病気やストレスなどで体調を崩している場合は、適温をさらに高めに設定する必要がある場合があります。
- 巣立ち直後のヒナは、体温調節がうまくできないので、特に注意が必要です。
あたたかい環境を整えてあげて冬を迎えてくださいね。
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