『セキセイインコに体重管理が必要なの?!』と思う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
ですが、セキセイインコも人間と同様に、普段から体重管理をしてあげることで、体重の増減の変化が分かり、身体に異変があったときにすぐに気付いてあげることができます。
今回は、いつ、どのように体重を測ってあげると良いのかを紹介していきます。
セキセイインコの平均体重
個体によっても差はありますが、一般的にセキセイインコの平均体重は35~40gほどといわれています。
セキセイインコはメスの方がオスより体重が重たい傾向にあります。
生まれつき身体が小さい子や、大きい子がいますが、40gを超えると【肥満】の枠に入るので注意が必要です。
セキセイインコの体重管理のタイミング
朝起きて、餌をあげる前の同じ時間帯に測るようにしましょう。
飼い主さんもお仕事などで忙しい時間帯なので、毎日の管理は難しいかもしれませんが、最低でも週に2、3回はチェックしてあげるようにしましょう。
セキセイインコの体重計には何を使う?
キッチンスケール
(0.1g単位で計測できるタイプがおすすめ)
セキセイインコが入れるサイズのプラケースなど
(キッチンスケールに乗ってくれない場合に、用意しておくと便利です)
怖がりさんタイプのセキセイインコにおすすめ
体重計と止まり木がセットになったタイプの便利な測りもあります。
キッチンスケールに警戒してしまう子に、おすすめかもしれませんね!
スタンドタイプの止まり木を、キッチンスケールの上に乗せておく方法もあります。
キッチンスケールをすでにお持ちのご家庭であれば、【小鳥の体重計】よりも、お手頃なお値段で購入できますね。
セキセイインコの体重の測り方
キッチンスケールの上に、そのまま大人しく乗ってくれる子であれば、プラケースは必要ありません。
しかし、初めて計測する時にすんなり乗ってくれるセキセイインコは少ないでしょう。
その場合、キッチンスケールの上にプラケースを乗せて、数値を0に戻してからセキセイインコをプラケースに入れます。
セキセイインコが落ち着き、数値が安定したときの体重を記録しましょう。
キッチンスケールにあまり警戒を示さないようであれば、その上に餌やおもちゃなどを置いて、乗ってもらうようにするのもいいでしょう。
セキセイインコの体重増加の原因は?
セキセイインコの体重増加の原因は食べ過ぎによる肥満の他にも、メスの場合、卵管や卵巣などの病気が原因で体重が増加してしまっているケースがあります。
病気が原因
もし、メス特有の病気が原因であれば、食欲が無かったり、元気がないなど、普段と違った様子で飼い主さんにアピールしているはずです。
卵管などの生殖器の病気が原因で腹部が大きく膨らんでしまっているなど、身体に異変がないかを確認してあげましょう。
少しでもおかしいなと感じたら、動物病院で診てもらうようにしましょう。
食べ過ぎが原因
餌の量が多いようであれば、食べ過ぎが原因と考えられます。
野生のセキセイインコ であれば、餌を探すのに飛び回り運動不足になることはありませんが、飼育されているセキセイインコの場合、餌は十分な量を用意されおり、好きな時に好きなだけ食べることができます。
1日で与える量の餌を見直し、放鳥時間にたくさん遊んであげて運動するようにしましょう。
小さな身体のセキセイインコにとって、肥満は心臓や血管などに負担をかけてしまう原因に繋がりやすく、飼い主さんが気がついた時には重病になってしまっていることがあります。
加齢が原因
セキセイインコも年をとると、運動量が減ることで代謝が悪くなっていきます。
今まで通りの餌の量を与えていると、どんどんと太っていってしまい、病気に繋がります。
老鳥用の餌も種類が豊富なので、カロリーを考えて餌の見直しをしてあげるといいでしょう。
セキセイインコの体重減少の原因は?
普段通り元気そうにしていても、体重が急に減少してしまうと飼い主さんは心配になりますよね。
病気以外の原因も考えられるので、どのように対処してあげるのがいいのかを考えましょう。
吐き戻しが原因
発情期にオスに見られる吐き戻しが原因で体重が減ってしまうことがあります。
あまりに吐き戻しが酷い場合、体力が無くなり病気を引き起こす可能性があるので発情を抑えるよう対策してあげましょう。
ストレスが原因
セキセイインコはとても繊細な生き物です。
少しの生活環境の変化からストレスを受けやすく、食欲が減少することがあります。
ストレスの原因となるものを解決してあげましょう。
病気が原因
ウイルス性の病気などに感染している場合、食欲が無くなり、下痢が続くなど異変が見られるでしょう。
この場合、早いうちに動物病院で診てもらうようにしましょう。
まとめ
セキセイインコの平均体重に当てはまるか
体重の増減幅が広がりすぎていないか
継続して計測することが何よりも大切です。
日々測り続けることで、少しの変化に気が付きやすくなるでしょう。
あまりにも前回の計測と差がありすぎる場合、餌のやり過ぎが原因かのか、不調から来る体重の変動なのかを見極めるようにしましょう。
体重測定の時間も飼い主さんとのコミュニケーションの大切な時間です。
普段から、セキセイインコの健康状態を把握して病気の予防に繋げましょう。
コメント