産まれたばかりの雛は自分で餌を食べることができません。
本来、野生では親鳥が口移しで雛に餌を与えて育てるのですが、飼育されている雛は飼い主さんが親鳥の役割をする必要があります。
かわいい雛が元気に大きく育ってくれるように、美味しい挿し餌を作って与えてみましょう。
必要な材料や道具は?
まずは、どのような材料や道具が必要なのかを紹介していきます。
材料
雛用の粟玉
パウダーフード
お湯
道具
挿し餌を入れる容器
湯煎用の容器(挿し餌用の容器より一回り大きいぐらい)
雛用のスプーン
温度計
作り方
1
まず雛用の粟玉を容器に入れ、お湯を入れて浸します。【10分程度】2
10分経ったら、お湯を流します。この時、粟玉も流してしまわないように注意しましょう。
3
これだけでは栄養が足りないので2にパウダーフードを混ぜましょう。4
湯煎用のお湯を用意しましょう。(60度以下ぐらい)5
3に4のお湯を少し加え入れ、よくかき混ぜましょう。6
トロリとよく混ざったら完成です!餌の入った容器を4の湯煎用の容器につけながら餌を与えてあげると、冷めにくくていいでしょう。
エサの乗ったスプーンを雛の斜め上からお口に流すように入れてあげます。
自分から餌を飲み込むことを覚えさせるために、雛の口元に持っていき自分で食べるように練習させてあげることが大切です。
また、さし餌は非常に傷みやすく、毎回新しいものを作って与えることが必要です。
温度
餌は38~40℃ぐらいのものが適温です。
冷めていると、小さな雛の体が冷えて弱ってしまう原因に繋がり、熱すぎるとヤケドをしてしまいます。
必ずエサの温度を確認してから餌を与えるようにしましょう。
量と回数
朝7時〜夜10時くらいの間
だいたい3~4時間の間隔
1日6~7回を目安に
口元にスプーンを持っていっても餌に反応しない場合は、満腹の可能性があります。
喉の下あたりの“そのう”という部分の膨れ具合を確認して見ましょう。
雛は羽が無く、指でそっと触ってあげると“そのう”部分が確認しやすく、満腹具合がわかるでしょう。
確認をせずに餌を与え続けてしまうと、消化が追いつかず、“そのう”の中に未消化の餌がたまってしまう危険性があるので注意が必要です。
まとめ
を見て満腹具合を確認する
挿し餌を行う
きちんと餌を与えてあげる時間を作れない場合、雛をお迎えすることは難しいでしょう。
雛の飼育は思う以上に大変です。
美味しい挿し餌を作り、責任を持って大きく育ててあげましょう
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