タイトルセキセイインコは飼いにくい？お世話の大変なところや注意点を解説します！

セキセイインコは頭が良く、人懐こく愛らしい外見をしているので、飼ってみたい人が多いのではないでしょうか。

セキセイインコはカラフルな羽の色、人懐こく頭の良い鳥類なので、幅広い年代に人気があります。

ですが、小さいとはいえ、小鳥なので犬や猫を飼うのとはまた違った大変さもあります。

今回はセキセイインコを飼育してみてわかった『小鳥を飼育する大変さ』をまとめました。

これから飼う人はぜひ読んでみてください。

鳴き声が大きく近所迷惑になることも

人懐っこい反面、寂しがり屋の一面を持っているため、鳴き声による問題行動で悩んでいる人が少なくありません。

セキセイインコはピーヨ、ピーピーなどの大きな声で呼び鳴きをすることがありますが、飼い主さんに寂しいのでかまってほしい、遊んでほしいためです。

大きな声なので近所迷惑になると悩んでいる人が多いですが、呼び鳴きを改善するためには、インコが鳴いていても鳴き止むまで無視します。

鳴き止んだら褒めてあげたり、好きなおやつを少量だけ与えてあげることで、静かにすると褒めてもらえると学習するため、少しずつ改善します。

早朝や夜間の呼び鳴きを防ぐためには、ゲージに厚めの布を掛けておくと、休息を取ったり、眠るので静かになります。

鳥かごの汚れはこまめな掃除が必要

セキセイインコは糞などの排泄物の量が多いので、1日の大半を過ごすゲージは汚れやすくなります。

糞は放置をすると粉末状になるため、人間が吸い込んでしまうと健康に悪影響が出てしまうので、糞はこまめに取り除くことが大事です。

ゲージに細かくちぎった新聞紙を敷き詰めておき、1日に1回は新しい新聞紙と交換します。

最近は底が網状になっており、新聞紙の入れ替えがしやすい商品があります。

糞は時間を経過するとこびりついて落ちにくくなるので、濡らした雑巾などで拭くときれいになります。

ケージには止まり木、餌を入れる器、巣箱などを設置する必要がありますが、餌や水入れなどはきれいに洗って清潔を保つようにしましょう。

ケージの金属部分は洗剤を使わずに、熱湯をかけて洗うことできれいになります。

どうしても汚れが落ちない場合は、ペットショップなどで鳥類に優しい洗剤を購入しましょう。

栄養が偏りがちなので食事に多様性を

セキセイインコは、偏食になりがちなので飼いにくいと感じることがあります。

シードメインの餌を与えていると、体に必要なカルシウム、ヨード、カリウムなどのミネラル成分、必須アミノ酸などの栄養素が不足しがちです。

セキセイインコはシードメインのフードを好みますが、栄養の偏りを防ぐためにボレー粉、混合シードなどを与える必要があります。

ボレー粉は牡蠣の殻を細かく砕いてあるので、カルシウムやカリウム、ヨードなどを補うことができます。

3日から5日置きぐらいに与えてあげると良いでしょう。

混合シードやボレー粉を与えても、栄養不足になりがちなので小松菜や青梗菜などの野菜を食べさせることが大事です。

獣医師が推奨している鳥用のサプリメントには、ビタミン、乳酸菌などが含まれています。

よく飛ぶので脱走対策が必要

セキセイインコは、手乗りの場合はリビングなどで放鳥をしますが、脱走を防ぐための対策をしておくことが大事です。

小桜インコなどに比べると、よく飛ぶので油断をすると窓や玄関から脱走してしまうことがあります。

放鳥をさせる前に、窓は締めてあるか確認をしておきましょう。

セキセイインコは頭が良いので、ゲージから脱走してしまうことがあります。

ゲージから出ることができても、中に入るのは難しいようなので、留守の時に出てしまうと水や餌を食べることが出来なくなります。

ゲージからの脱走を防ぐために、100円ショップや、手芸店の大きめのナスカン、ペットショップで販売している鳥用のナスカンなどを購入しておくと良いでしょう。

ナスカンで留めておくことで、ゲージからの脱走を防げます。

寿命の長さは平均で7年から8年

セキセイインコの寿命は平均で7年から8年ぐらいですが、多少の個体差があります。

栄養バランスの良い食事、適度な運動、ゲージを清潔に保つ、発情を促進させないことで、10年以上長生きする子もいます。

セキセイインコは外敵から身を守るために、体調不良を隠す傾向があるため、病気に罹っていても気づきにくいです。

日頃から健康状態をこまめにチェックしたり、排泄物に異常がないか、背中を撫でるなどの発情を促すことは避けるようにしましょう。

セキセイインコは年に2回発情期がありますが、飼い主さんがかまいすぎると発情しやすくなります。

メスの場合は産卵をしてしまい、卵詰まりの原因になったり、卵管の病気に罹ることがあります。

寿命を延ばしてあげるためには、細かい配慮が必要なので飼いにくさを感じることが多いです。

まとめ

 飼い主にかまってほしい、遊んで欲しい時に大きな声で呼び鳴きをすることがある

 大きな声なのでご近所迷惑になることがあり、鳴き止むまでかまわずに無視することが大事

 鳴きやんだら、褒めてあげる、おやつを与えることで褒めてくれると学習するため、呼び鳴きが改善する

 セキセイインコは排泄物が多く、ゲージが汚れやすいのでこまめに掃除が必要

 寿命は7年から8年ぐらいですが、体調不良を隠す傾向があり、病気を発見しにくいことも

 セキセイインコは栄養が偏りやすく、必要な栄養素を摂るための工夫が必要

一部の人には飼いにくいと感じることがありますが、小さくて可愛い仕草で懐いてくれる姿を見ると大切に育ててあげたくなるのではないでしょうか。